なんでレシピがないんですか?

おっと。いよいよ来ましたね!

実にいい質問です!

では順を追って説明しましょうか。

まず1つには、料理はレシピではなく舌と頭で作るものだからです。

だっていつも冷蔵庫の中に、レシピにある材料が揃っているとは限らないじゃないですか?

そうでしよ?これがないから今日はやめよ!あれを買いに行くの面倒だからまたにしよっ!

冷蔵庫にあるもので何を作ろうか?

それも古い物をなるだけ先に使って…と考えるのが普通じゃないですかね?

 

あるレシピにある調味料をたいして使いもしないのに買って、そんなのが結構溜まり、やがて期限切れでゴミに出す。

実にもったいないと思いませんか?

その調味料をあれこれ使い回し、自分のものにできて初めて料理の腕が上がるのではないでしょうか?

私の教室では五味(甘味・辛味・酸味・苦味・旨味)と、調味料を入れる順序(さ・し・す・せ・そ)やその役割などをまずお教えします。

調味料を足すごとにその都度味見してもらい、味の変化と膨らみを舌で感じてもらいます。

レシピだけで作る人はまずこれはやってないですね。

誰かのレシピの材料と調味料通り、その分量通りに作ってて、あなたの料理ができるんでしょうか?

 

その2としては調味料の違いがあります。

私の教室で使用する調味料はほとんどが無添加のものばかりです。

昔ながらの製法で丹精込めて作られたものばかりです。

保存料や着色料それに旨味調味料などは入っていません。

だから、暑い時期など常温で長く置くと味が変わります。

これら添加物が入ったものは、たいがい放っておいてもたいして影響はありません。

便利でいいってですか?

でも考えたらおかしな事に思えませんか?

無添加のものと添加物だらけのもの、全国ブランドと地方ブランドとメーカーによっても違いがあります。

醤油ひとつとっても、甘辛い塩辛いなどまちまちです。

これを一律大さじ三杯とかカップに300ccとか、書いてある通りにやってもどんなでしょうか?

また作る量が変われば、決まった分量は役に立ちません。

ケーキやクッキーは対応できるでしょうが、料理はそうはいきません。

私は作ってみて自分なりに変えてみることをしない限り、自分の料理は上達しないと思います。

以上のような訳で私はレシピは作りません。

私も最初はレシピ通りに作ってみました。

やがて自分なりにアレンジを繰り返し、今使っている調味料で、自分で美味しく感じる味加減が身につきました。

こんな考えに納得していただけたら、長崎市にある季節の家庭料理・教室こんそーるへ、ぜひお問い合わせ下さい。

あなたの料理上達にかける情熱に、じっくりとお応えできる自信があります。

あなたの受講を心からお待ちしております。