この日本には西洋にない独特な色の名前があります。
多くは見たままの花鳥風月をそのまま切り取った様な、直感的なイメージの言葉が多く、私達はその音を聞きすぐにその色のイメージを頭に浮かべます。

遠く懐かしい思い出の色や、見ると心がほっこりとする色があなたにもあるかも知れません。

春を代表する色としては『山吹色』『若草色』『桜色』『菫(すみれ)色』『水色』などがあります。

どれも皆さんが幼い時、クレヨンやクレパスそれに水彩絵具などで、馴染みある名前ではないでしょうか?

いつも気に入って使っている色目のものは、チビたものもあったかも知れません。

春の若葉が輝く頃の様を表す『萌黄(木)色』や、春風にそよぐ青々とした竹の葉を表す『若竹色』という色もあります。

実が風に舞う様が雪の様に見える柳の『柳色』も。
風に葉がそよぎ花が舞い散るのは、桜の花びらとは違った趣きがあります。

『桜色』の他に春に咲き誇る花々を言い表す色があります。
『牡丹色』『躑躅(つつじ)色』は花の名前そのもので、その艶やかな満開の様は様々な文物に描かれてきました。

また『紅色』という色もあります。これは染料や食油にも使われる紅花に由来しています。
この花から抽出した色素が、古来より女性の口元や頬を華やかに彩りました。

赤やピンクと言えば大方のイメージはつきますが、我が国のそれは微妙に異なる色目を様々な表現で分けているのですね。

そうそう春先から可愛らしい声で、その訪れを告げる鳥と言えば鶯ですね。
『鶯色』もこの季節らしい色です。

幼少の頃から私達は自然に親しみ、こうした色の名前から来たる季節を思い巡らしたり、口にするもの目で愛でるものを慈しんでいます。

『山笑う』という言葉がありますが、新緑眩しい山々に薄紫の花がぶら下がっています。
その山藤の花があちこちに散見できる春も、いよいよ終わりです。

もう2週間もすれば季節は巡り、5月6日は立夏です。
このところちょっと動き回ると汗ばむほどの陽気ですから、初夏を迎えるのも納得ですね。

こうした日本に古くから伝えられてきた色の名前ですが、まだまだ細かく色があります。
それだけ日本人は自然を見つめ、目で見た様をズバリと伝える言葉で表現するのに長けた民族だったのです。

色の名前に限らず、なんでもかんでも『可愛い』とか、『ヤバっ』とか単調で乱暴な言葉で表現するのではなく、丁寧で日本らしい心の機微を伝える言い回しを心掛けたいものです。

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