これまで長崎市のいくつかの審議会の公募委員を経験して参りました。
広報に掲載募集されている興味惹かれるものに、作文を書いて応募するものです。

最初が文化審議会で市が立案している文化的な活動計画を、行政担当者と有識者並びに市民文化活動団体代表者が一堂に会し、質問とその答弁を行うものです。

音楽や演劇それに美術に芸能と云った各分野の方々が、より多くの活動予算の配分要請や、活動場所が思う様にない状況、特に日本文化や芸能活動の衰退による、諸問題の現状報告に心痛みました。

ご存知のように長崎には日本三代祭の一つ『おくんち』があり、その煌びやかな祭りに伴う独自の行事食や衣装等には目を見張ります。

また江戸時代海外からの窓口であった『出島』や『唐人屋敷』を通し、様々な文物が持ち込まれました。
そうした背景から『和華蘭』料理文化が発達定着しました。
この委員会では主に、長崎のこの食文化や行事食の保存継承を訴えて参りました。

次に関わったのが上下水道審議会です。
これは当時関心あった水道民営化に、国が舵を切った事がきっかけでした。
ライフラインともいうべき水の安全が、この街ではしっかり担保されているのか?
そんな疑問を市の担当者にぶつけました。

幸いにも市の担当者の考えは民営化には決して屈せずに、これまでの体制を守り抜くと言った力強い答弁に安堵したものでした。
日本のいくつかの自治体ではコンセッション方式による民営化が進み、中には外国の大手の業者が運営を委ねられていると聞きます。

海外ではこうした巨大な資本がその国の水事業を乗っ取り、水質の悪化に不当な料金値上げという苦難があったそうです。
国民の突き上げによりまた国営に戻すと、こうした大資本から巨額の賠償金を請求されるという事態がありました。

世界の状況に逆境した流れに突き進む日本。
それもオウム真理教の麻原彰晃死刑執行に報道が乗っ取られている隙の、国会での強硬採決によって隠密に決められました。
この事を多くの方はご存知ありません。

この後県の食育サポーターを経験し、現在は市の食育審議会の末席を汚しています。
さすがにこの審議会は関係する行政組織の多さに驚き、センター給配食による内容の一律化や、高齢者の食のレトルト化、家族揃っての食卓の減少など様々な問題が討議されました。

食品添加物や遺伝子組み換え食品等の、危険性や氾濫を憂う私の意見は、今の食生活の危うさを個々人が真摯に学ぶことが、ひいては市民の健康をアップし、医療費の削減や民度の向上にも繫がるのではないかというものです。

これも何度もこのブログで訴えております、『無知の知』をお一人お一人が自身に問うことが先決と考えます。
問題を問題と考える事なくしては、変革も成長もあり得ません。

今のコロナ禍やウクライナに気象温暖化問題の茶番劇、さらには政治への無関心から来る国の暴走も、全てはこの目覚めることを忘れた人々が、漂流しているからとしか思えてなりません。

マスクを外すワクチンの中身を知ることがまず喫緊で、マスメディアに出ないミクロの情報にアクセスする、医療や政治に疑問を持つことが私達の大人の責務です。
決して子供の将来を奪ってはなりません。

間もなく発表される世界的な大改革は粛々と進められており、その大きなムーブメントは静観するとして、身近にあるステルス的な食や健康についての嘘に関心を持ちましょう。

いま大人の私達が、特に成長期のお子さんを抱えるお母さん方が、このことに気付かないと、新しい日本の舵取りはまた羅針盤を失い彷徨うことになります。

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