近所にある桜の名所はすでに満開を迎え、チラホラと散りゆく様は、なんとも私達日本人の琴線に触れますね。
皆様のご近所はいかがでしょうか?
春風が頬を撫で麗かな日差しが心地よい陽気には、花見にでも出掛けたい気分ですが、今日はお昼のおもてなしでした。
有難いことに以前ご利用いただいた方からのご紹介で、ご近所にお住まいの方からご予約を頂戴いたしました。
お父様の祥月命日の法要の後、3人姉妹と94歳になられるお母様を、お連れになってのご来店でした。
まだまだお元気なご様子です。
春はエメラルドグリーン。
私の中では春のイメージは萌ゆる新芽と、苦味ある山菜に鮮やかな色目の花達という感じです。
今回用いた筍や蕨は、そのえぐみを取るために、米糠や灰汁を使いますが、糠はあれど灰汁が手に入りません。
やむなく重曹の出番ですが、やはり自然のものには敵いませんね。
さあ、今日の献立はまず先付けに
一先のカルパッチョ 春菊ドレッシング
春から夏に出回る一先を皮目を焼き削ぎ切りにした身を、春菊をベースにしたドレッシングで召し上がっていただきます。
エメラルドグリーンに人参の赤みが映えます。
次に和えもの二品が続きます。
芽吹き山菜取り合せ白和え
灰汁抜きした蕨に、蕗とタラの芽を下味をつけ、胡麻を効かせた和え衣で合わせます。
ほんのり残る苦味をお豆腐が優しく包みます。
春野菜の芥子マヨネーズ和え
この時期の野菜も美味しいですね。
下味したキャベツにスナップ豌豆などを芥子マヨネーズで和えると、辛みの中にまろやかなハーモニーが楽しめます。
これもエメラルドグリーン!
綺麗な色に仕上がりました。
グリーンピースの摺り流し 桜海老の素揚げ添え
グリーンピースは豆ご飯にする事が多いですが、今回は摺り流しにしました。
桜海老の時期ですね。
素揚げにして浮かべてみました。
今日は海の物が続きます。お魚料理は旬の鱸を使いこんなメニューを
鱸の蕗の薹味噌田楽
庭で摘み取り蕗の薹味噌にしたものを、焼き上げた鱸の身に広げます。
こんがり焼き目がついたら出来上がり。
炒った卵の黄身をトッピングします。
次は箸休めと言うか趣向変えて麺を…
牡蠣と帆立の蕎麦パスタ風
十割蕎麦は蕎麦湯を楽しめる好きなものの一つです。
今回は干し椎茸で作った辣油風のもので和え、こんがり焼いた牡蠣と帆立を添えています。
煮物はお肉を使いました。
若鶏の治部煮 法蓮草添え
本来は葛粉を使うとろみをまとった若鶏の煮物ですが、片栗粉でも気軽にできます。
この後ご飯に続くメインの料理になります。
いよいよご飯と汁物になります。
はるみちらし寿司 つくし添え
春は雑柑が出回る季節ですね。
今回ははるみを使い、彩りに赤キャベツに蓮根に嫁菜と塩昆布を混ぜ込み、土筆の酢漬けを飾りました。
香の物に庭から取った蕗で伽羅蕗を作りました。
この時期佃煮に最高ですね。
筍真薯の若布汁
お魚の擂り身に味付けした筍の霰切りと山芋を加え、お団子にしたものを具材に、若布と姫皮を天盛りにします。
さぁ、締めは苺のデザートです。
苺のムース
春はやはり苺は欠かせませんね。
エメラルドグリーンも春なら、この淡いピンクは梅や桜を連想する春の色でもあります。
庭の土手に咲く野苺の花を添えて、春萌ゆる和食コースの最後を飾りました。
ご賞味いただいたお客様からは、季節感じる料理を美味しく堪能しましたと、有難いお褒めのの言葉をいただきました。
ひとえに本物の調味料が持つ高い波動と、この季節に出回る季節の海幸に山幸のパワーがなせる事です。
今回も楽しく春の食材と戯れ、春爛漫を迎えた喜びを料理に表現できて、本当に幸せを感じます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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