妻が友人と行く予定だった大手の料理教室に代わりに参加してきました。
その教室はあまりにも有名で、流石にしっかりとしたカリキュラムにスタッフ、このコロナの世の中に対応したオンラインクッキングスクールなど目をみはるものでした。

今回は妻が希望したパンの教室で、ホワイトソースで和えた海老のグラタンブレッドでした。
よくパン屋で見かける定番メニューですが、やはり焼きたて自分で手作りのものは美味しさ格別ですね！
他のテーブルでもさまざまなパンや料理やケーキが出来上がり、実によい匂いです。

パンは以前レストランをやっていた時には、ロールパンやバケットやピザなど焼いていました。
タルトやシューアラクレームといった焼き菓子に、冷製のムースやババロアも作っていました。
でもデザートはきっちり計量することが前提なので、ズボラな私には段々と作る機会が減ってきたのでした。

パン生地をこねるのも何十年ぶりでしょうか？30年くらいはやっていなかったように思います。
何年か前に饅頭やピザは生地を作り、教室でご紹介したことはあっても、本格的なパンは久しぶりでした。
でもやっぱりパンの手ごねした感触はいいものです。

思えばバゲットが思うような焼き上がりにならず、苦労していた頃を思い出しました。
生地に剃刀の刃で切り込みを入れて、石を並べた天板を熱々のオーブンに入れて温め、水をかけて蒸気が立った所に整形したパン種を入れ焼き上げるのですが、思うような膨らみに表面のカリッとした仕上がりにならないことを悔しく感じていました。

こちらの大手の教室のパン上級コースでは、バゲットでもカンパーニュでもクロワッサンでも教えてもらえるようです。
再度しっかりとデザートも含めパンを習いに行くのも有りかなと頭によぎりました。
しかしやっぱり大きな金額でした。料理と菓子にパンコースの3分野で50数万円です。
1つの分野で6回だと4万円程度。

このところあちこち出掛けては、新たな方との出会い、新たな物の見方や発見、優れた物を得る機会に恵まれています。
コロナ禍で出歩く事を敬遠している方が多いかと思いますが、こんな行動を自粛されているからこそ家に籠らず出て行きます。

『犬も歩けば棒に当たる』と言いますが、これから先の人生に何かしら良い影響を与えそうな気配を感じます。
こんないわゆる転機は自分で出歩き、これはと思うものを手にしないと向こうからは現れません。
チャンスには後ろ髪はないからです。