身近に認知症を患う家族があり、私も将来なってもおかしくない年代を迎える中、興味深いレポートを手に入れました。
この病気のメカニズムもほぼ解明されたようで、生き物であるが故に、老化と言う避けられない現象に早くから捉えられる人と、そうでない人に分けられます。
その老化現象を上手くコントロールして、見た目だけでなく脳の若々しさを維持出来ている方は、いったいどこが違うのでしょうか?
ストレス過多の生活や空気など環境の要因もあるでしょうが、このレポートにもある様に一番は食生活が重要です。
私が教室で常日頃お伝えしている和食の優位性を、このレポートでも再確認しました。
昔ながらの発酵食品に支えられた、日本人の遺伝子に合った食生活です。
『ま・ご・わ・や・さ・し・い』の語呂合わせで知られる、健康長寿を約束する食材の組み合わせは、やはりこのレポートでもお勧めしていました。
『ま・ご・わ・や・さ・し・い』とは?
『ま』
『ま』は豆類ですが煮豆や枝豆の他に、やはり発酵食品の醤油や味噌に納豆に加え、加工品としての豆腐や高野豆腐などがあります。
和食と言えば切っても切れないものですね。
『ご』
『ご』は胡麻を始めとするナッツ類。白胡麻より抗酸化力高い黒胡麻を摂るといいですね。
胡桃やアーモンドにピーナッツなどは和え物に、また食べ過ぎには気をつけたい銀杏も外せませんね。
これらは加工しての油脂が脳の健康を維持するのに大切です。
オメガ3の亜麻仁油や荏胡麻油は少量でも摂りたい物ですが、高価なのが難点です。
不飽和脂肪酸の青魚の油脂もお勧めですが、私の一押しはココナッツオイルです。
温度が低いと固まる飽和脂肪酸ではありますが、認知症の予防には有効との、エビデンスがあることはご存知ですね。
『わ』
『わ』は若布などの海藻類のこと。
海に囲まれたこの日本では、昆布や鹿尾菜に海苔を常食してきました。
地味で目立たない存在ながら、ミネラル豊富な食材です。
『や』と『さ』
さて、『や』は野菜で『さ』は魚です。
今の季節は冬に溜め込んだ体内の不要なものを、デトックスする為に山菜をはじめとした『苦味』を摂る事が大切です。
魚はやはり油の面からも青魚を積極的に食べて、今が旬の浅利など貝類も美味しい時期ですね。
ココナッツオイルを使っての浅利のクリームコロッケは、春のお勧めの一品です。
『し』
『し』は椎茸に代表されるきのこ類です。
これは食物繊維も豊富で身体に良い物ですね。
『い』
最後は『い』の芋類の事で、じゃが芋から里芋に薩摩芋など、毎日の食卓にあげたい食材です。
これらの食材を満遍なく召し上がる事で、発症の25年程前から始まる脳の老化を、遅らかせる事ができるそうですから、しっかりと毎日摂りたいものです。
そして十分な睡眠に適度な運動が若々しく、しっかりとした脳の活動を約束するものです。
ご興味ある方はこちらから内容を確認して下さい。
https://ninchi.jpn.org/book/buz.html
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