ココナッツオイルを使った料理

今回は『ココナッツオイルを使ったクリームソースを習いたい！』とのご希望にお答えしました。

ホワイトルーのオイルと小麦粉（米粉）の割合と、その延ばし方で次第で様々なメニューが楽しめます。

この時期、美味しいアサリを使ったコロッケやチャウダースープ、ゴロゴロのお肉に野菜一杯のシチューがわけなく作れるのですが、ご紹介したのはライスグラタンです。
またこれも同じくココナッツオイルを使い、簡単に作れるカレーライスに、胡麻ドレで和えるクレソンのサラダをお教えしました。

どれも美味しく出来上がったのですが、さすがにこれだけのオイルを摂ると胃にどっかりときます。
でも脳をはじめ、身体の各機能を向上させるには、間違いなく役立った献立に違いありません。
何よりも添加物一切なしの安心な材料ばかりです。

ご飯はどちらもクチナシで色付けしたイエローライスで、カレーのご飯にはレーズンも加えます。
見た目は洋風メニューではありますが、グラタンは酒粕に味噌を加えるなど味付けは和風なんですよ。
カレーも根菜に山菜のタラの芽を素揚げにし加えてます。

今日の生徒さんからは、いつもバターと小麦粉でホワイトソースを作ってきて、ダマになったり面倒臭い思いをしたとお伺いしました。

今回のココナッツオイル使ったホワイトソースには超簡単で、失敗なく作れる事を学ばれて大きな収穫を得たご様子でした。

またカレーも辛さに甘さを自由自在に変えられ、小麦粉にオイルに調味料等を混ぜて延ばして、和風にも洋風にも思い通りなのです。アレンジとしては菠薐草やカシューナッツ入れてのグリーンカレーもまた美味しいものです。
今回はトッピングに夏目の甘露煮と、赤キャベツのマリネを添えました。

カレールーの段階で大きめの枡の製氷皿に固めて置くと、いつでも思い立ったときにカレーを作る事ができます。
市販のカレールーは各社あれこれ混ぜ合わせての楽しみもありますが、自作のカレーは工夫次第でいくらでもアレンジが利きます。

今回の二つのメニューは以前もご紹介しておりますので作り方は省きます。
代わりに今回はココナッツオイルの優れた点を簡単にご紹介致します。
一時期大きなブームになって、今や落ち着いた感もあるこの油は、気に入って使い続けている方も多くいらっしゃいます。

私の教室で使いご紹介しているココナッツオイルは、福岡に本社を置くココナッツ専業メーカーのもので、食用から化粧品まで様々な製品のラインナップがあります。
中でも無味無臭で料理はもちろん、ボディケアにも使えるお得用サイズのもの、認知症予防で話題沸騰のMCTオイルなどがお勧めです。

ココナッツオイルは他のどんな油脂よりも酸化しにくく、身体に取り込まれた後もすぐにエネルギーとして燃やされますので、脂肪として身体に留まることがないんです。

つまり太らない油、ダイエットに適切な油脂と言えるでしょう。

それからもっとも注目を浴びている点が、母乳にも含まれるラウリン酸の働きで、毎日の食生活で摂取し続けると、身体の免疫力が高まるということです。

世界中に蔓延している、昨今のコロナウイルスにも立ち向かえる頼もしい存在であることでしょう。