今回の教室のメイン料理は鹿肉の東坡煮です。
普通は豚肉で作ることが多いですが、鹿肉も特にクセもなく美味しくいただけます。
鹿さんどうもありがとう!

それに温野菜の胡麻ドレッシング掛け、スズキのかぶら蒸しとブロッコリーの摺り流しでした。

かぶら蒸しは今回は思うようなものが出来ず、またの機会にリベンジします。

この一汁三菜に自家漬けの白菜と高菜に、赤キャベツの酢の物それにこれも自家製の烏賊の塩辛を楽しみました。

いやいや今日も豪勢なお昼ご飯になりました。

鱸のかぶら蒸し

さあ、まずはスズキのかぶら蒸しですが、失敗の原因はメレンゲと合わせた蕪のおろしが浮き上がり、銀餡のとろみが無くなったことです。
それにこの料理には淡白なスズキは合わなかったようです。

甘鯛とかを普通は使うのですが、今回のスズキは旨味加えるために祐庵地に漬け込んで軽く焼いてはみたものの、やはり脂肪が少なくあっさりしているだけにいまひとつでした。

温野菜の胡麻ドレッシング

次に温野菜のごまドレッシングをご紹介します。

今回使ったお野菜はヤーコン・南瓜・人参・生椎茸・小松菜です。
全体に塩をしてしばらく置いた後に、やや硬めに蒸します。

胡麻ドレはミキサーを使うと簡単に出来上がります。
玉葱をベースに擂り胡麻に練り胡麻それに胡麻油を加え、純米酢に砂糖または蜂蜜と塩に菜種油をミキサーにかけると出来上がりです。

ご家庭で市販のドレッシングをお使いになる方が多いですが、要領を得ると季節ごとに様々な素材を使ったものが、気軽に手作りできるのです。
味噌や納豆など使ったものは和食ではお勧めです。

ブロッコリーの摺流し

スープと言うか汁物にブロッコリーの刷り流しを作りました。
常温で置きっぱなしだったブロッコリーでしたので、色目が綺麗ではありませんが、無農薬・無化学肥料の野菜はさすがに味が濃いですね。

鹿肉の東坡煮

さあ、いよいよメインのお惣菜です。

鹿の東坡煮、いわゆる角煮ですね。
野性の肉だけに硬さと脂肪の無さは致し方ないですが、臭みなく実に食べ易いものです。

今回は風味付けに黒胡椒に八角に生姜と長葱を入れました。
出来上がりには片栗粉でとろみを付け、季節の柑橘のはるかと夏目の甘露煮に赤キャベツのマリネを添えました。
酸味と甘みに旨味たっぷりです。

もうじき通い初めて一年にもなる今日の生徒さんは、打てば響くという感じで、勘所だけお話しするだけでご理解されます。

一つの料理から他の料理の発想が浮かんだり、初めての料理も難無くこなせるのは、自分の舌先で掴んだ味のハーモニーを記憶されているからです。

決してこれは毎回レシピ頼りに作るだけでは育つ感覚ではありません。

思い切ってレシピを離れ、自分の感覚を頼りに味の冒険に出る事をお勧めします。

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