この度ご主人が暮らす街に引っ越しされたHさん。
随分前からご主人は、お仕事で単身離れて暮らし、週末に奥様が通うという二重生活だったそうです。
今回で4回目の教室でしたが、遠路遥々早朝から家を出てお越し下さいました。
本当に遠くから有難い事です。頭が下がります。
この生徒さんもテキストを購入していただき、事前にリクエストをいただくのですが、今回はお魚料理を習いたいとご要望でした。
ご夫婦でお酒を召し上がる機会が多いとおっしゃるので、教室の合間に私が晩酌用に作った子烏賊の塩辛や、大葉キムチに貝の酒粕漬けなども試食していただきます。
さぁ、そんな訳でご紹介した肴じゃなかった、魚料理は以下の二品でした。
ぶり大根
魚料理の定番中の定番で、和食の中でも人気のメニューですね。
脂が乗ったこの時期は、ご飯が何杯もいけるテッパン料理ですね。
コツと言えば鰤アラは、沸いた湯にさっとくぐらせ、霜降りにした後流水で洗います。
煮汁は半分浸かるくらいで煮て、仕上げは少し強火にしてスプーンで、煮汁を掛けながら仕上げる事でしょうか?
中まで醤油っ気が染みた身じゃなく、表面は醤油味が染み中はまだ白身のままを、煮汁につけながらいただくのが美味しいと思います。
鱸の蕗の薹味噌田楽
鱸は両面塩してしばらく置いた身を、キッチンペーパーなどで拭き取って、グリルで八分くらい火を通します。
予め作り置きの蕗味噌を皮目に広げて、軽く色づくまで焼くと、春の薫りがなんとも言えぬ田楽が出来上がりです。
これからは木の芽味噌の田楽も良いですよね。
田楽味噌は白・赤の玉味噌を作っておかれると、急な来客にも厚揚げや蒟蒻で対応できます。
つくしの酢の物
もう時期を過ぎましたが、冷凍しておいたつくしで酢の物をご紹介しました。
食感こそ落ちるものの、あの特有の苦味も残っていて使えるものです。
雑柑のはるみと赤キャベツのマリネに、胡瓜を加えると色の配色も良く、ちょっとした箸休めになります。
やはり酢の物一つあると食卓が賑わいますね。
筍真薯の若布汁 筍混ぜご飯
これは前におもてなしに仕込んだもので、紹介兼ねて汁もので試していただきました。
エソの擂り身に煮含めた筍の霰切りを混ぜ、型蒸しにしたものです。
蕨と姫竹に若布を添わせ、鰹効いた出汁を張りました。
若竹汁としてよく食される春らしい汁物ですね。
筍の時期に必ず作るものに、混ぜご飯があります。
これも作り置きしていたもので、蕨も入ってます。
具材さえ作っておけば、すぐにご飯と混ぜ食卓に出せますね。
今回は白身魚のアラで出汁をとった残りの身を、丁寧なほぐしたものを煎って、味付けしたものも加えました。
コクが増します。
香の物 高菜漬け 伽羅蕗 大葉キムチ
これも作り置きの香の物です。
伽羅蕗は庭で摘んだのを、よく苦味を抜いて伽羅色に仕上げます。
大葉キムチは初めて作ってみましたが、なかなか美味しいものですね。
春の代表的な食材はそろそろ出尽くした感じでしょう。
山菜や破竹に木の芽に粒山椒がこの後続きます。
ハラハラと桜散り行く季節になり、七十二候の雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)の頃、先日夜中に轟く遠雷を聴きました。
日中汗ばむ程の陽気です。
いよいよ活動的に世の中は動き、新年度の始まりです。
皆さん気を引き締めて、目標に向け再スタートしましょう。
お電話でのお問い合わせ
TEL:080-1740-5790
※「WEBサイトを見た」とお伝えください。
受付時間 : 10時〜20時30分
メールでのお問い合わせは下記メールフォームをご利用ください。
入力間違いにお気をつけください。
問い合わせフォームに入力していただいたメールアドレスや電話番号に折り返しご連絡させていただきますが、入力された情報が違っていた場合、せっかくお問い合わせいただいたのにもかかわらずこちらからご連絡させていただくことができかねます。
入力した情報に間違いがないかどうか、ご確認のうえお問い合わせください。
お問い合わせいただいたのに折り返しの連絡が数日間ない場合も入力された情報が違っている場合がございます。
お手数ではございますが、再度ご連絡いただきますようお願い申し上げます。お急ぎの方は電話でお問い合わせください。