料理上手になる秘訣とは?
今回の生徒さんは94歳の姑さんのお世話をするのに、体を温める薬膳料理を習いたいとお問い合わせをいただいた方です。
近々姑を自宅に引き取り、一緒に暮らすのに、新しい料理のレパートリーを増やしたいとご希望です。
『60代後半ともなると毎日の献立にマンネリもあり、同じようなものばかりになってしまって…』
そうですよね、どなたも同じようなお悩みです。
若い方は何を作ったら良いか?
年齢がいっても…やはり、抱える悩みは同じです。
そんなご希望を伺っての本日の献立は、
- 『筑前煮』
- 『車麩のフライ味噌だれと蕗の薹の長崎天麩羅』
- 『ヤーコンのきんぴら』
- 『菜の花ご飯』
- 『豆腐と若布のとろみ汁』
こちらの一汁三菜です。
食物の陰陽の話しをしながら、重ね煮で作る筑前煮のポイントを説明します。
少ない調味料で素材の味を引き出し、美味しい煮物が出来上がります。
私は薬膳料理の専門家ではありませんが、体を温める食材や調理のやり方などご紹介しています。
こんな会話がありました。
『料理上手になる秘訣って何ですか?』
『う〜ん、やはり季節の移ろい中で出回る食材を見て、ワクワクしてあれを作ろう!あれを食べたい!と思えるかですかねえ…』
単純ですがこれがないとやる気にならないし、工夫ができないし、長続きしないですよね。
生きている限り『食べる』ことはやめれません。
毎日をインスタント的なもので済ませていては、やがて病気になります。
人に美味しいものを作ってあげたい!と願う人であっても、ご自分が食べること作ることに貪欲でなければ、美味しいものは作れないと私は思います。
料理屋でただ仕事だからと、気持ちが入っていない方が作った料理に人は感動するでしょうか?
これは人生全般にも言えることで、青春とは前向きな気持ちで物事に向かうことなのでしょう。
青春は何も若い時だけではなく、私も記憶など衰える部分もある中で、60歳からの第二の青春を始めようと決めています。
その意味では今日初めていらっしゃった生徒さんも、そんな意欲ある方です。
姑の面倒をみる必要に迫られたということもあるでしょうが、御自分の足りないことに気付いて、単調な毎日を打破しようと私のところに連絡を入れてこられたのです。
見た目も若々しくいらっしゃって、お召し物もお洒落にコーデされてました。
やはり何かを模索している方は一様に若い方が多いことは事実ですね。
私も老け込まず毎日を大切に、生き生きと過ごしていきたいと願っています。
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