七草粥についての取材を受けました
1月7日は七草粥を食べる日でしたね。
皆さんはいかがだったでしょうか?
お召し上がりになりましたか?
この七草粥について地元のラジオ局の取材を受けました。
教室に来られて生米から粥を作るところから、食レポを交えての楽しいひと時でした。
最初依頼を受けて、はたと考えました。
『七草粥』って作りはしてもどんな意味合いのものか?
全く知らないのです。
これには困りました。
そんな時神様は助け舟を出してくださいます。
朝のラジオ番組で成り立ちを解説していましたので、しっかりと聞いてにわか知識を仕入れました。
そのにわか知識をご紹介致しますと、1月7日は『人日(じんじつ)の節句』と言うそうで、『五節句』の最初の節句です。
次が3月3日の桃の節句で『上巳(じょうし)』、5月5日の『端午』に7月7日の『七夕(しちせき)』、そして9月9日の『重陽(ちょうよう)』の五節句なんです。
口にするもので言うとまずは七草粥、白酒に菱餅、粽に柏餅、素麺、菊膾(なます)に菊酒といったところでしょう。
今回の『人日』とは昔中国で1月1日を鶏の日、2日を狗(犬)の日、3日を猪(豚)の日、4日が羊の日、5日が牛の日、6日が馬の日と言って、これらの肉を口にしない風習があったそうです。
さてさてそれでは7日は?
人の肉を食べない日ってですかあ⁉️
うっそおー‼️
ご安心ください。
食べるのではなく傷つけない日、つまり死刑など処刑をしない日なんだそうです。
あーびっくりした!良かったです。
いくら中国の人が何でも召し上がるとは言っても、ニューギニアの人喰い人種でもあるまいしって、いやいや汗掻いたあ。
さあ、七草粥ですが、春の七草(芹、なずな、ごぎょう、はこべら、仏の座、鈴菜、鈴代)を刻み、5分や7分の塩粥に入れて、お正月の御馳走の食べ過ぎで弱った胃を労わるために食べるのです。
今回準備したのは5分粥に鈴菜(小蕪)と鈴代(ミニ大根)を刻み煮込み、別に茹でた青菜を添えてお出ししました。
器は幕の内らしく朱色の漆器で、蓋にいままさに飛び立とうとしている鶴を金彩で描いたものを用いました。
最近は七草リゾット風や焼き餅入りのものと、アレンジしたものも紹介あるようですが、私は行事食や郷土料理は昔ながらのスタイルで作り味わうようにしています。
塩気が足りないならば、梅干や梅肉それに海苔や佃煮などいかがでしょうか?
もうじき24節気の一つ『節分』ですね。
豆撒きはもちろんですが、長崎の郷土料理で節分料理があります。
こうした季節に沿った食生活を送れる事は、何よりの幸せと考えますがいかがでしょうか?
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