鹿肉を使った料理を紹介

今日の教室は久々のフレンチで、しかも鹿ロース肉のローストでした。

鹿ロース肉のロースト

長く冷凍保存していた、頂き物の鹿ロース肉を使い、山梔子(くちなし)で色付けした、ココナッツオイルたっぷりの炊き込みご飯と一緒に盛り付けました。

ロース肉は赤ワインと香味野菜と一緒に2日程マリネした物に、たっぷりと岩塩と黒胡椒をまぶし、ローストしアルミホイルに包み余熱で火を入れます。

赤ワインは煮詰め、半量になったところに、別にじっくり炒めた微塵切りの香味野菜を加えます。
ブルーベリー黒酢に梅酒と梅ジャム、それに梅酒漬けの青梅のカットしたのと、焼肉のタレとマンゴーチャツネを隠し味に加えました。

この甘酸っぱく深みあるプラムソースを掛けて、レーズンと柿の実それにサラダのグリーンソースを散らしました。

色合いも良く仕上がりました。

鮭のチャウダースープ

スープは鮭のチャウダースープで、牛乳でマリネして臭み消した鮭の切り身を焼き、具沢山の野菜スープに加えます。

スープには豆乳を使ってますから、味わいは優しく、じんわりと心が溶けていくようです。

焼き野菜のサラダ

サラダは焼き野菜に自家製ポン酢をベースに、玉葱と茹でた蕪の葉をミキサーに掛けたものと、菜種油を加えて作ったドレッシングを添えます。

焼いた長芋に牛蒡に蓮根に長葱、エリンギに人参でしたが、人参のその甘さが際立ち絵も言えぬ心地でした。

ほんと焼き野菜は最高に美味いです。備前焼の器によく映えました。

普段和食の家庭料理が中心の私の教室ですが、フレンチのそれもクラシックな今回のような料理は、最近の軽いヌーベルなものよりも家庭料理に近いかもしれませんね。

まだまだジビエの猪肉に鹿肉のストックがあります。

今日の教室受講のAさんは、今回の鹿肉ロース肉の料理に興味深々でした。

野生の赤身肉で脂肪の厚さが半端ない故に、その肉質は硬いものでしたが、ほんのりと甘さがあり滋養溢れるものでした。またの機会に鹿肉のボローニャソース作ってパスタや、角煮も良いねって今後の献立談義に花が咲きました。

いまや毎日3度の食事を作るまでになったAさん、思い返すと4月からのご縁でした。

魚をまずはおろせるようになりたいと、問い合わせがあったのでした。

すっかり料理を作ることに楽しさと喜びを感じる、毎日をお過ごしになっておられ、『好きこそものの上手なれ』とは言いますが、意欲的に料理に向かって来た故のことと思います。

料理上達の秘訣は当然ではありますが、作ってみて食べてみて工夫してみることしかありません。

試行錯誤の繰り返しの中で、私からのアドバイスや市販の本にあるヒントを得て、挑戦する料理の幅が更に広くなります。

私の考えではありますが、自分を引き立て明るい気分になる服を装い、季節のものを美味しくいただき、こざっぱりとした住まいに暮らす事が心身の健康に大切と思います。

もっと言えば人と触れ合い音楽や芸術や文筆に親しむならば、人生の幸福度は限りなく大きくなりますよね。こんな素敵な一生を送りましょう!

来年から新しく始めようと考えていることがあるんです。

ご興味のある方は今後の案内をぜひご覧ください。

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